【集団行動が苦手な子供】解決の道はアノ遊びの中にあった!

「どうしてうちの子だけ皆と同じ事ができないんだろう?」
「マイペースな性格なのかも、、、でもちょっと心配」
子供を他の子供達と遊ばせてあげたいと、地域の子育てセンターや児童館、幼児教室などに通う親子は多いですね(^^♪
乳児期から幼児期へと成長するにつれて、行動範囲も広がり他者とも関わっていくようになります。
子供同士の遊びや集団生活を通してマナーやルールを少しずつ理解し、自分の意思を伝えたり相手のことを考えたりできるようにもなるのです。
集団行動を経験することは社会性を育む上で、必要不可欠なことだと言えますね♪
ですからお友達の中で自分の子供だけ集団行動が苦手そうなら、ママとしても気になるでしょう(◞‸◟)
皆と同じ事ができるようになるのは何歳くらいからなのでしょうか。
できる子と苦手な子のどこが違うのでしょうか。
今回は集団行動の苦手な子供について、その理由や対処法をお伝えします。
また、集団行動ができるようになる遊びもご紹介します。
お子さんがお友達と一緒に行動したり遊べるようにサポートしてあげましょう。
子供は何歳から集団行動ができるの?
子供は何歳くらいになると集団行動ができるようになるのでしょう。
ここでは子供が他者とどのように関わっていくか、発達の段階を追って考えてみます。
- 2歳~
子供は2歳くらいになると、身体機能が伸びて自分の思うように体を動かせるようになります。音楽に合わせてリズムを取ったり楽しんで動いたりできてきます。
また、他の子供のことが認識できて少しずつ関われるようにはなります。しかし、まだ言葉も少ないため仲良く遊ぶ方法がわからず、衝突することがあります。
- 3歳~
自我が強くなり意思がはっきりしますが、相手の反応を見ることもできるようになります。少しずつ我慢することも覚え始めます。
マナーを理解し始めて、簡単なルール遊びもできます。ただし、まだ平行遊びが多い年齢です。
*平行遊びとは複数の子供が同じ場所で同じような遊びをしていながら、関わりを持たない状況のこと。 - 4歳~
他の子供とコミュニケーションを取るようになり、遊び仲間が増えていきます。
仲間がいることの喜びや楽しさも感じられるようになります。競争心も起きケンカが増えると同時に、我慢や自制ができるようにもなってきます。
- 5,6歳
集団生活が長くなるにつれて協調性が養われていきます。
他の子供の気持ちを考え、話し合ったり協力し合ったりすることができます。
これらの特徴から考えると、集団行動ができるのは3,4歳くらいから徐々にと考えるのが一般的でしょう。
ですが個人差もあるので、できなくてもこの年齢では心配することはありません。
子供がみんなと同じことが出来ない理由とは?
年齢的な特徴以外にも集団行動ができない理由は幾つかあります。
- 自分勝手な行動をしているという意識がない
まだ年齢が低い子供は周りの状況を見ることはできません。
面と向かって話しかけられなければ、そのまま気付かずマイペースに動きます。
- 引っ込み思案、大人しい性格
大人しい性格の子供の中には、まわりに圧倒されてしまう子供もいます。
活発な子が積極的に動くのを見て、気おされてしまうのでしょう。
- 集団に慣れていない
集団行動の経験が無く、その場の雰囲気に慣れていないこともあります。
他の人はやっているけれども、自分はどうしたらいいのかやった方がいいのかと不安や迷いが生じます。
- 興味の対象が変わり易い
幼児期は好奇心旺盛で色々なことに興味を持ちます。
特に好奇心の強い子供は興味のある方へと心が移り易く、興味のないことはしたがりません。
- 他のことに夢中
好きなことに集中すると他が見えなくなるという性格の子供も集団行動は苦手です。
話しかけられても自分の世界に入り込んで聞こえない状態です。
- 自分に注目して欲しい
わざと自分だけ違うことをして、大人の注目を浴びようとする子供もいます。
自分のことを見ていてくれているか、様子をうかがいながら楽しんでいる状況です。
- 発達障害の可能性
自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)と言った発達障害の特徴のひとつに、集団行動が出来ないと言う症状があります。
ですが、幼児期の発達段階の特徴あるいは個性とも理解できるため、それだけでは判断できません。
集団行動が苦手なお子さんにママが取るべき対処法
集団行動ができない理由を理解した上で、ママはどのように教えればいいでしょうか。
叱らず言葉がけをする
「ダメでしょ!」「みんなやってるでしょ、どうして出来ないの!」とただ怒ることはやめましょう。
ダメなことが何なのか理解していないこともあります。
まずこちらに注目させて、目を見ながら優しく説明してください。
「ちゃんと座って先生のお話聞こうね。お友達が見えなくて困ってるよ」
年少の場合は説明も難しいので「先生みたいに○○くんもできるかな?」と注目させるだけでも良いでしょう。
不安な気持ちを取り除く
緊張や不安から集団行動ができない場合は、注目していることを伝えて安心させてあげましょう。
「大丈夫、見ていてあげるからやっておいで!」
無理やりさせようとしないで、子供のペースを考えながら声をかけましょう。
「お友達はどうやってるかな?○○くんもやってみれば!」
できたら褒める
少しずつでも子供が集団を意識し、それに倣(なら)うことができた時は褒めてあげて下さい。
「お友達と一緒にできたね、楽しかったね!」
「○○くんもちゃんと一緒に歌えたね!」
集団で何かをするということを繰り返し確認することで、協調性も身についていきますね。
個性を尊重する
イヤイヤ期の子供は無理にさせようとしすぎると返って反抗する場合があります。
幼児教室や児童館などで一人勝手なことをするのは、興味が無い場合や性格に合っていないからかも知れません。
子供の個性を尊重して、可能であればしばらく止めてみるのも良いかも知れません。
遊びの中から社会性を育もう!
子供が小さい頃から社会性を身につけるための要素は家庭生活や普段の遊びの中にもあります。
家庭のルールで身につける
靴を脱いだら揃えて置く、帽子やカバンを決まった場所に置く、帰宅後は手洗いとうがいをする、食事の準備(箸や食器を並べる)等々。
家族全員が同じようにし習慣にすることで、子供も違和感なくできるようになります。
相手の顔を見て話しを聞く
子供はまだ集中力も低いので、話しかけていても興味が他に移ることが多いですね。
日頃から誰かが話している時はなるべく注意を向けるようにしておくことで、集団行動にも生かされます。
大事なことは子供の目を見て話すこと、他の人が話している時もそちらに意識を向けてあげましょう。
遊びで社会性を身につける
カードゲームやトランプなどのルール遊びは、年齢に合わせて楽しめます。
順番や交代が自然に理解できるようになりますね。
まだゲームが難しい年齢であれば、手遊び歌がおススメです。
人の動作を見てマネすること、誰かと一緒に同じことをする喜びも味わえます。
遊びの中で特におススメなのはごっこ遊びです。
ままごと、買い物ごっこ、幼稚園ごっこ等コミュニケーション能力のアップにつながりますし、マナーやルール、協調性など多くのことを身につけられる素晴らしい遊びです。
ごっこ遊びは周りの大人のすることや、子供自身の経験なども取り入れながら、年齢につれて組織的になっていきます。
他人への思いやりも遊びながら育んでいけます。
専門家に相談してみよう!
集団行動が苦手な理由のひとつに発達障害の疑いがありますが、成長過程での特徴なのかあるいはその子の個性なのか判断するのは難しいとされています。
はっきり診断される年齢も障害の種類によって違いますし、症状はそれぞれ一つだけではありません。
どうしても気になること、心配なことがあれば専門家に相談してみることをおすすめします。
医療機関を受診することもできますし、地域の子育て支援センターなど子育てサポート機関も遠慮せず利用してみて下さい。
▼発達障害についてこちらの記事でまとめていますので参考にしてください。
まとめ
就学前までの子供は好き勝手な行動をして当たり前、というのが大前提。
他の子がやっているから自分もやらなくてはいけない、と考えられるようになるのはもう少し先のことですね。
十人十色、子供は性格も遊び方も人との接し方もそれぞれ異なります♪
苦手な部分も一人一人違うので、親は他の子供と比べすぎたり神経質になりすぎずに長い目で見てあげましょう。
大事なことは人の気持ちを思いやれる子供に育つよう、発達レベルに合わせてママがサポートしてあげることですね(^^♪
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