人の肌質を表す言葉はいくつかありますね。
普通肌(混合肌)、脂性肌(オイリー肌)、乾燥肌、敏感肌など水分量や状態などで様々な言い方があります。
もともとの肌質もありますが、環境の変化や刺激によってお肌の状態というのはコロコロ変わるもの。
自分は何肌かわからない、という人も多いのではないでしょうか。
なかでも分かりにくいのが乾燥性脂性肌・・・隠れ乾燥肌とかインナードライとも言います。
「一所懸命洗顔しているのにニキビができる!」
「潤っているはずなのにしわが増えてきた!」
もしかしたら間違ったケアをしているかも知れませんね。
自分では気づかないうちに隠れ乾燥肌になっている人は意外に多いです。
あなたも隠れ乾燥肌になっていませんか?
隠れ乾燥肌(インナードライ)の原因を探り、そのチェックの仕方と対策を紹介します。
乾燥肌と脂性肌(オイリー肌)
隠れ乾燥肌はその名の通り、乾燥していることが隠れていて外側からは見えないということ。
外側は脂性肌(オイリー肌)と同じような状態だからです。
お肌が潤っているというのは、水分と皮脂がちょうどいいバランスで存在していることです。
水分を保持しながら、外からの刺激からダメージを受けないように守っています。
健康なお肌はこのバリア機能がしっかり働いています。
では、乾燥肌と脂性肌のバランスはどうなっているかと言うと、
[su_list icon=”icon: check” icon_color=”#ff7007″]
- 乾燥肌・・・皮脂分泌が少なく、水分が少ない状態
症状はザラつき、カサつき、粉ふき、洗顔後のつっぱりなど。かゆみが出ることもあります。
メイク乗りも良くありません。 - 脂性肌・・・皮脂分泌が過剰な状態
症状はテカリ、ベタつき、ニキビ、毛穴の黒ずみなど。メイク乗りが悪く崩れやすいです。
女性の場合は乾燥肌のほうが多いと言われています。
皮脂分泌は年齢とともに少なくなりますし、季節や環境で一時的に乾燥することも多いからです。
乾燥肌はカサカサするので、自分でも気が付いて何らかの保湿ケアをしますよね。
ですが、この乾燥肌が隠れていると間違ったケアをしてしまいがちになります。
隠れ乾燥肌の特徴
隠れ乾燥肌がわかりにくいのはその特徴、皮脂分泌が多くて内側の水分が少ないという状態です。
お肌のバリア機能が弱くなっているのが乾燥状態。
外からの刺激でダメージを受けやすくなっています。
そこで、自己防衛機能が働き、外からの刺激から守ろうと皮脂分泌が過剰になっているのです。
皮脂膜が厚く張っているため毛穴づまりを起こしたり、炎症やニキビというトラブルになりやすい状態です。
その上、乾燥がしわやたるみなどの老化にも繋がります。
症状は脂性肌と似ています。
テカり、ベタつき、ニキビ、毛穴の黒ずみ、メイクくずれなどです。
皮脂が出ているわりにつっぱりも感じるというケースもあります。(これがあるとわかり易いのですが・・・)
この厄介な隠れ乾燥はどうして起こるのでしょうか?
隠れ乾燥肌の原因
乾燥肌を起こす原因は主にセラミドの減少によるものです。
水分や油分などの潤い成分をキープする役割の細胞間脂質、その主成分がセラミドです。
加齢によってセラミドが少なくなり、潤いをしっかり保てなくなります。
そして、細胞間に隙間ができて外からの刺激に弱くなっている状態です。
他にも空気の乾燥(夏のエアコンも)やストレス、生活習慣による新陳代謝の停滞(=ターンオーバーの乱れ)などが原因になります。
そして、注意すべき原因が間違ったスキンケア。
これがますますお肌の調子を悪くさせる原因となります。
ベタつきを取るための洗顔のしすぎ、過度の毛穴ケア、不十分な保湿などでさらに乾燥し、皮脂分泌を過剰にさせてしまう結果になるのです。
潤いが無くなれば防御機能で皮脂を分泌します。
そして、乾燥しているのに肌の表面的には脂性肌のようになってしまう・・・。
つまり、
・隠れ乾燥肌は年齢と共になりやすくなる
・年齢に関係なく、スキンケアやその他の原因でも隠れ乾燥肌になる
あなたも隠れ乾燥肌になっていませんか?
チェックポイント
自分の肌質は皮膚科などで調べてもらうのが確実なのですが、気になるトラブルが無い人はわざわざという気もしますね。
そこで、あなたが隠れ乾燥肌かどうかを診断するチェックポイントを10個紹介します。
全てでなくてもいくつか思い当たれば、隠れ乾燥肌になっている可能性がありますよ。
- 洗顔を1日3回以上する
- 熱いお湯で洗顔する
- 洗った後つっぱりがあって、しばらくするとベタついてくる
- ニキビ用化粧品を使っても改善しない
- オイルクレンジングでメイクを落としている
- アルコール成分のあるふき取り化粧水を使っている
- 乳液、クリームを一切つけない
- ストレスをためやすい
- 脂っこい物ばかり食べる、偏食である
- 夏でも冷え性になる
隠れ乾燥肌改善のための対策
チェックポイントで当てはまることを改善すれば、効果的なケアになります。
クレンジング
オイル系クレンジングは良く落ちる代わりに、必要以上に皮脂を取り去ります。
肌が慌てて皮脂を分泌するという逆効果に。
ミルク系やクリーム系のクレンジングに変えてみて下さい。
落ちにくいメイクはポイントリムーバーで。
洗顔
洗顔はしっかりする必要があります。
強すぎない洗顔剤でぬるま湯で洗うこと。
ごしごし洗うのではなく、泡立ててやさしく洗うのがコツです。
敏感肌用以外のニキビ用洗顔剤は強すぎる可能性があります。
保湿
べたついていると保湿は必要ない気がしますが、実はとても重要です。
洗顔後は特に水分を補うために化粧水を浸み込ませ、手のひらで包むようになじませます。
その後蒸発しないように乳液で蓋をしてください。
化粧水は保湿成分、特に水分を抱えこむ働きをするセラミド成分が含まれたものがおススメです。
ニキビや炎症などで敏感になっている人は敏感肌用の化粧水が良いですね。
特にアルコール成分が入ったものはお勧めできません。
収れん化粧水も毛穴を引き締めるものですが、乾燥するのでやめた方が良いでしょう。[/su_note]
乳液は油分のなるべく少ないもので、保湿成分(セラミドなど)が入っているものを使いましょう。
他にも、ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿成分を配合したクリームや美容液もおすすめです。
クリームなどはお肌の状態を見ながら適量をつけるようにしましょう♪
「化粧品を変えてみても、洗顔方法を改めても効果が見られないなあ。」
という時は、普段の自分のライフスタイルに何か原因があるかも知れません。
生活習慣を見直すことも重要で、効果的な対策です。
生活習慣
ストレス、睡眠不足、過度のアルコールや喫煙は血流を低下させ、お肌の新陳代謝が滞ります。
新陳代謝が悪ければバリア機能が低下し、乾燥しやすい状態が続きます。
また、脂っこいものや甘いものを沢山食べると皮脂分泌が過剰になります。
逆に皮膚を作るために大事なビタミンB群・C・E やミネラルなどが不足すると、潤いのある健康なお肌になりません。
直接関係なさそうな生活習慣も実はお肌の健康には深く関係しています。
是非見直してみてください。
夏の対策
夏はどうしてもジメジメして汗ばみ、テカりも気になる季節です。
ですが、エアコンや冷たい食事などでもお肌内側の乾燥が進みます。
外との温度差による自律神経の乱れも血流を悪くし、お肌のバリア機能が低下してしまいます。
夏は紫外線のダメージによる乾燥もあります。
その上、日焼け止めが強すぎることもまた乾燥原因となります。
夏の対策としては保湿だけでなく、入浴や食べ物で身体を温めること、しっかり紫外線対策を行うことを意識してください。
まとめ
乾燥しているから皮脂が分泌する、皮脂を取りすぎるからまた乾燥してしまう。
という悪循環に陥りやすいことが隠れ乾燥肌の厄介なところですね。
乾燥肌はそのままにしておくとシミやしわ、たるみなど老化を早めることにつながります。
エイジングケアとしても隠れ乾燥肌対策は重要。
はっきりした脂性肌でない限り、乾燥肌だと思って保湿や肌にやさしいスキンケアを行ってください。
バリア機能が回復すればきっと効果も目に見えて出てきますよ!